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お知らせ
第45回日本看護科学学会(JANS 45)では、このグローバルヘルス学習を履修した修了生で現在博士後期課程の在学中の大学院生、真保加奈子さんが下記のテーマで研究を発表しました。
「インドネシアの20代女性における月経セルフマネジメントの実態」
修士課程では、日本国内調査を行い、その結果に基づいて、博士課程の研究としてインドネシアでの調査を進めています。
インドネシアは、東南アジアの1国で、日本と同様の島国です。多くの人がイスラム教を信仰しているという特徴があります。また、日本が深刻な少子化の進行が著しい現状に対し、インドネシアでは出産数が増加をしているという違いがあります。
しかしながら、宗教に関連して性や生殖に関する話題が公的な教育の場で扱いにくい状況があり、若者の性と生殖に関するタブー視が強く、早すぎる結婚や思春期の計画外妊娠は社会的に受け入れられにくい状況、不妊症に関する誤った知識、子宮頸がんの死亡数(2万人超/年間)など、妊娠に関するさまざまな課題があることは、日本と同様です。
そこで、インドネシアにおける20代女性が、妊娠につながる最も身近な月経を知識をもって、正しく認識でき、自分自身のこととして主体的に行動できる(月経セルフマネジメント)ことを目指して行った実態調査研究です。
現在、データ収集を継続中です。
【HPVワクチン接種の課題】
インドネシアでは、現在HPVワクチン接種が義務化され、保健省の啓発により知識が浸透し、接種希望が一定の割合みられているものの、実際の接種は1割に至っておらず十分とはいえませんでした。
【月経セルフマネジメントの現状】
月経の知識や自身の月経に対する認識はもてていても、月経痛があっても我慢をしたり、生活行動を制限するといった、適切な対処がされていなかった。
【IUDの普及】
インドネシアではIUDが費用対効果に優れ、政府も普及を推進しているIUDを避妊法の選択をしている点は、日本とは異なっていた。
今後は、データ収集を終了し、月経セルフマネジメントの実装を目指して、関連要因を含めて実態を検討し効果的な支援方略について検討していきます。
関心のある方、どうぞお問い合わせください。