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気候変動と健康を日本の看護職者はどうみているか?
2025.09.04
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8月31日、金沢で開催された第51回日本看護研究学会で、松本こずえさん(元・新潟大学大学院)が「気候変動と健康を日本の看護職はどう見ているか?」のシンポジウムで、シンポジストとして登壇しました。

 

ここ数年、夏の暑さは本当に厳しくなってきています。熱中症で救急搬送される人は毎年およそ10万人、一夏で2,000人近くが命を落としているそうです。

さらに台風や大雨などの災害も増えており、気候変動の影響は日常生活にじわじわと迫っています。

 

今回の調査は、日本の看護職1,200人を対象に行われました。

その結果、7割近くが「気候変動は起きている」と答えたものの、「健康に悪影響を与える」と考えたのは半数ほど。

「医療や看護が地球環境に影響を与えている」と知っていた人は2割程度にとどまりました。

つまり、気候変動は意識されていても、「健康や医療との関わり」についてはまだ十分に理解されていないことが分かったのです。

 

また、病院などでの取り組みを聞いたところ、多く挙がったのは「ごみの分別」でしたが、節電や再生可能エネルギーの利用といった環境にやさしい活動はまだまだ少ないのが現状。

経営者と現場の看護師との間でも意識の差があり、情報が十分に届いていないことも課題だと明らかになりました。

 

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松本さんは「看護職は人々の健康を守る立場だからこそ、環境のことも無関係ではいられない」と語りました。

まずは、気候変動が健康にどうつながっているのか、そして医療そのものが環境にどんな影響を与えているのかを知ることが大切。

そのうえで、病院全体や地域でできることを共有し、小さな行動から積み重ねていくことが求められていると呼びかけました。

 

気候変動は「地球規模の大きな問題」であると同時に、「私たちの体や暮らしに直結する問題」でもあります。

松本さんの発表は、看護の現場だけでなく、日々を生きる私たち一人ひとりに「今できることを考えてみよう」と問いかけるものでした。

 

 

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